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ヴィクトリアマイル2018~注目馬〜

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2017/05/14 第12回 ヴィクトリアマイル(G1)

🐴アドマイヤリード

 

「超」がつくほど豪華なメンバーが集結!リスグラシュー得意の東京でG1か?ミスパンテールもクラシックの借りをここで返す!アエロリットは1年前と同じ走りが出来るか?

 

第13回 ヴィクトリアマイル(G1)

東京競馬場  芝・左 1,600m

4歳以上 国際 牝 指定 定量

 

≪ヴィクトリアマイル(G1)レース展望≫

 

東京競馬場のG1開催も2週目を迎えます。春のマイル女王を決める1戦が行われます。過去には3連単最高額の2,070万円が飛び出した波乱のレースです。今年はかなりの好メンバーが揃いました。重賞3連勝中のミスパンテールや東京新聞杯で古馬を一蹴したリスグラシュー、中山記念で馬券に絡んだ2017年NHKマイルカップ女王のアエロリットなど近年まれにみる良いレースとなりそうです。馬券もデータをしっかり押さえて的中させ、記憶に残るレースにしましょう!

 

≪想定オッズ≫

 

①人 リスグラシュー   2.7

②人 アエロリット    4.4

③人 ミスパンテール   5.5

④人 レッツゴードンキ  7.3

⑤人 アドマイヤリード  9.0

⑥人 ソウルスターリング 10.7

⑦人 カワキタエンカ   21.6

⑧人 デンコウアンジュ  21.9

⑨人 ラビットラン    44.1

⑩人 レーヌミノル    48.4

 

≪出走馬分析≫

 

🐴ミスパンテール

チューリップ賞(G3)2着の馬で、クラシックでも善戦が期待されましたが、桜花賞、オークスと大敗を喫します。秋華賞トライアルのローズステークスでも10着と変わり身を見せられず、条件戦回りとなりました。清水ステークス(1600万下)で2勝目を挙げると、ターコイズステークス(G3)、京都牝馬ステークス(G3)、阪神牝馬ステークス(G3)と重賞3連勝でヴィクトリアマイルを迎えます。前目でも競馬が出来ますし、後方から差すことも出来ますし、横山典弘騎手がどの戦法を取るかでレースの流れが変わってしまうでしょう。

 

🐴リスグラシュー

数少ない牝馬クラシック皆勤賞馬です。中団から後方でレースをじっくりと進め、強烈な末脚で他の馬を差し切るという馬でなかなかファンの多い馬です。年明けの東京新聞杯(G3)では牡馬相手に力の差を見せつけるなど、牝馬マイルではこの馬の右に出るものはいないかもしれません。前走はペースが流れなかったので末脚が不発でしたが、今回は直線の長い東京に戻って悲願のG1初制覇を狙います。

 

🐴アエロリット

2017年NHKマイルカップ(G1)馬です。その後は札幌でクイーンステークス(G2)をまんまと逃げ切りで快勝しました。続く秋華賞(G1)では若干のかかり癖がついてしまい、大敗しました。出世レースとされる中山記念(G2)では、大阪杯(G1)2着のペルシアンナイトに先着していますし、良い時の状態にあるのかもしれません。

 

🐴レッツゴードンキ

高松宮記念(G1)は着差なしの2着と悔しい結果となりました。2015年桜花賞馬で、短距離からマイルで好走し、ダートでも好走できる器用な馬です。ヴィクトリアマイルは2年続けて10着以下とあまり相性は良くありません。3度目の正直となるでしょうか。

 

🐴アドマイヤリード

2017年は阪神牝馬ステークス(G2)2着の勢いをそのままに、ヴィクトリアマイルを制覇してしまいました。6番人気と人気があまりありませんでしたが、各馬が外を選ぶ中1頭だけ内をスルスルと抜けてきました。その後は調子が上がらず、二桁着順もありましたが、リピーターが好走するヴィクトリアマイルなら勝ち目は十分ありそうです。

 

🐴カワキタエンカ

中山牝馬ステークス(G3)をマイペースの逃げに持ち込んで1着、続く福島牝馬ステークス(G3)でも同じような競馬をしましたが2着と悪くない近走です。もともとは秋華賞(G2)トライアルのローズステークス(G2)で2着に好走した馬ですから、世代上位の実力であることは間違いありません。一線級の牝馬相手にどこまでやれるかです。 

 

≪チェックポイント≫

 

① G1馬では◯◯賞に注目?クラシックを牽引してきた馬は強い?

G1タイトルを獲った馬のヴィクトリアマイルでの成績を見ますと、桜花賞馬の好走が目立ちました。過去10年間で桜花賞馬は8頭が出走し、ヴィクトリアマイル制覇が2頭(2010年1着ブエナビスタ、2011年1着アパパネ)いましたが、どちらも桜花賞馬でした。2着、3着はそれぞれ1回ずつでした。さらに、桜花賞・オークスの2冠馬に絞りますと、2012年5着アパパネを除いて2頭がどちらもヴィクトリアマイルを制覇していました。桜花賞、オークスともに好走した馬には重い印を打つ必要があるでしょう。

 

 桜花賞・オークスで好走:レーヌミノル、ソウルスターリング、リスグラシュー

 

② 買えない馬は前年○○秒差以上の負け!頑張っても4着になる可能性大!

前年度覇者の好走が目立つのがこのレースです。2017年もデンコウアンジュが11番人気ながら2着に好走しました。2016年は出走していませんでしたが、東京マイルコースでは、メジャーエンブレムを破るなどコース適性が頭一つ抜けている馬でした。リピーターが絡みやすいコースかもしれません。しかしながら、買えないデータとして前年0秒4差以上で負けていた馬は馬券絡みが少ないというものがあります。2018年該当するのはレッツゴードンキです。高松宮記念(G1)で2着に入ったこともあり、人気しそうですが注意が必要な1頭です。

 

前年0秒4差以上:レッツゴードンキ

 

③ 1番人気馬の好走が少ない!勝っていたのは伝説的な名馬だけ?

1番人気馬があまり良い成績を残せていないのがヴィクトリアマイルです。過去には3連単2070万円馬券が飛び出すなど波乱を呼ぶレースとして知られています。その原因が1番人気馬にあると思います。過去10年間で1番人気馬の成績は1着3回、2着3回、3着0回、4着以下4回という成績でした。1着馬にはウオッカ、ブエナビスタが挙げられ、どちらも世界的な名牝でした。これを上回ることのできる馬が今年はいるかと言われますと、首を傾げざるを得ません。その2頭を除くと1番人気馬は好走しておらず、割引が必要かもしれません。

 

1番人気馬(想定):ミスパンテール

 

≪血統の小ツボ≫

 

天皇賞春ではレインボーラインが直線内を伸び接戦を制しましたが、ゴール後に故障発生し、一時は予後不良説が流れ不安になりました。ステイゴールド産駒はどうもドラマを生みがちな種牡馬のようです。芦毛の暴君ゴールドシップ、栗毛の怪物オルフェ―ヴルなど競馬に彩をもたらすのはいつの時代もステイゴールド産駒なんですね…。今週はそんなステイゴールド産駒のアドマイヤリードについて分析します。日本には母父Numerousを持つ馬は、アドマイヤリード、リアリスト(父ゼンノロブロイ)らがいますが数は多くありません。NumerousはG2で1勝していますが、G1勝利はありませんでした。では、なぜアドマイヤリードはマイルに適性があるのかと考えますと、牝系に答えが見つかりました。母ベルアリュール2の母の父がKenmareでジャックルマロワ賞1着などマイルでG1勝ちが多い馬でした。これがアドマイヤリードに引き継がれていると考えています。

 

⇒ アドマイヤリード ジャックルマロワ賞を制した血がこの馬に繋がっている!

 

≪注目馬≫

 

◎🐴リスグラシュー

阪神牝馬ステークス(G2)では、1,000m通過を61秒というマイペースを勝ち馬に作られてしまい、差し脚を見せましたが直線で斜行してしまう場面もあり、3着でした。走り方を見ましても、他の馬とギアの使い方が一味違いますし、直線の長い東京ではこの馬の良さが生きると思います。東京マイルコースは2歳時にアルテミスステークス(G3)で快勝し、今年に入ってからの東京新聞杯(G3)でも牡馬相手に勝利しています。かなりの東京コース適性があると言っていいでしょう。鞍上は騎乗停止明けの武豊騎手ですし、勝ち星を量産する可能性があります。なかなかいないクラシック皆勤賞組で、クラシックでも凡走はありませんでした。雨が降っても対応できる馬ですし、気性面での不安もありませんので、注目しています。